適応障害とは?症状や診断基準について解説

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みなさんは「適応障害」という言葉をご存知でしょうか?

私はストレスで会社に行けなくなった時に「適応障害」という言葉を知りました。

適応障害が悪化すると、うつ病や不安障害などを併発する可能性もあります。

今回は適応障害の症状や診断基準について調べてみました。

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適応障害とは?

「適応障害」とはある特定の場所や環境がストレスになり、そこに適応できなくなり心身に不調をきたす精神障害のことをいいます。

適応障害の具体的な症状については個人差がありさまざまですが、適応できない場所や環境にいると不安や抑うつ気分を感じたり、日常生活でストレスによる行動変化(会社や学校を休む・部屋から出られないなど)が現れたりします。

適応障害は、ストレスとなっている物事から離れると症状がなくなるというのが大きな特徴です。

自分がストレスと感じない場所や状況のときは症状は出ないため「学校には行けないけれど友達と遊びには行ける」「会社には行けないけれど趣味の野球はできる」などといったこともあります。

そのため、周囲から見ると「怠け」や「甘え」だと思われることも多いようです。

しかし、適応障害は「怠け」や「甘え」ではありません

適応障害は頑張って適応しようとした結果、心身に負荷がかかりすぎて「もうこれ以上は無理だよ!」という自分からのシグナルなんです。

そのシグナルを無視して頑張り続ければ、うつ病などもっと深刻な状態におちいる可能性もあるのです。

おかしいなと思ったら、まずは病院に相談してみることをおすすめします。

どういう場合に適応障害になるの?

では、実際に適応障害とはどういう場合に発症しやすいのかご紹介したいと思います。

適応障害はおもに環境ががらっと変わる場合に起こることが多いようです。

以下のような場合に、適応障害の症状が現れることがあります。

・進学
・結婚
・出産
・退職
・転居
・転勤
・留学
・職場の部署転換
・学校のクラス替え

また、それ以外にも人間関係のトラブルや、親しい人と離れたり死別したりといった場合にも適応障害を発症することがあります。

適応障害の特徴とは?うつ病とは違う?

適応障害はうつ病と症状が似ているため病院でうつ病と診断されることも多いそうです。しかし、適応障害はうつ病と違って症状が長期化しないという特徴があります。

適応障害の場合はストレスとなる出来事がなくなってから6ヵ月以上症状が続くことはないとされており、基本的にはストレス要因がなくなれば症状は改善されるとされています。

そのため、ストレスとなる元を取り除きある程度の期間で改善すれば「適応障害」、一定期間を過ぎても抑うつ気分が改善されない場合は「うつ病」と診断されることもあるようです。

適応障害の診断基準

適応障害の特徴について理解が深まったかと思いますが、具体的にどのような症状があれば「適応障害」であると診断されるのでしょうか?

適応障害の診断基準についてくわしく調べてみました。

病院で適応障害と診断される基準となるものですが、APA(アメリカ精神医学会)が作成したDSM-5と、WHO(世界保健機関)が作成したICD-10というものがあります。

今回は最新の診断基準であるDSM-5での診断基準についてみていきたいと思います。

A. はっきりと確認できるストレス因に反応して、そのストレス因の始まりから3ヵ月以内に情動面または行動面の症状が出現。

B. これらの症状や行動は臨床的に意味のあるもので、それは以下のうち1つまたは両方の証拠がある。
症状の重症度や表現型に影響を与えうる外的文脈や文化的要因を考慮に入れても、そのストレス因に不釣り合いな程度や強度をもつ著しい苦痛。
社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の重大な障害。

C. そのストレス関連障害は他の精神疾患の基準を満たしていないし、すでに存在している精神疾患の単なる悪化でもない。

D. その症状は正常の死別反応を示すものではない。

E. そのストレス因、またはその結果がひとたび終結すると、症状がその後さらに6ヵ月以上持続することはない。

出典:DSM-5より引用

適応障害かもと思ったら?

皆少なからず何かしらのストレスを抱えて生きています。心が強い人や責任感がある人は、そこでストレスから逃げずに頑張って克服しようと思うかもしれません。

しかし、自分が頑張ってもその環境に適応できない場合、また、そのことで自分の心が病気になってしまった場合は、そこから離れるという選択肢もありだと思います。

適応障害は改善する病気です。もし適応障害を疑うような症状があれば悪化する前に病院に行くことをおすすめします。